熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の違い⑥
成形機に樹脂を投入する前の予備乾燥に関して、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂は違いがあります。
熱可塑性樹脂は、お米30㎏を入れる大きさくらいの紙袋に入れられて原材料メーカーから運ばれて
きます。熱可塑性樹脂は、ペレット(Pellet)状態で袋の中に入っていますが、大気中の水分を
熱硬化性樹脂に較べて吸湿する性質があります。水分が多く含まれたまま成形加工すると、物性が
低下し不具合の原因になります。そのため箱型乾燥機や除湿乾燥機等で成形加工前に予備乾燥を
行います。